
No.004
Wonder!パンダー! クルーソックス

これは ちょっと変わったパンダの靴下です.
今回は主に、制作時の『思考』についてデザイナー本人が深掘りしていきますよ~.
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『和歌山県出身です.』
高校を卒業して大阪にでてきた19歳の頃から現在に至るまで、数えきれないほど口にしてきたこの台詞.
そして、そのまま会話を続けるとだいたいこう聞かれる、『和歌山って何が有名なん?』と.
なに言うてんねん、
パンダに決まってるやん.
食い気味です.こんなん、一択です.
子供の頃から 白浜のアドベンチャーワールドでパンダの赤ちゃん(良浜)を見てきたワタシとしては、そう答える選択肢しかありません.
和歌山県民にとって、ソウルアニマルであるパンダ. 小さい頃からの、親しみが半端じゃないのです.
あとシンプルに自慢.
パンダが居る県って3つぐらいしかなかったし.
だから今、仕事で
『パンダのヤバイ靴下つ~くろ!』と閃くのも、至極当たり前のことでした.
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(梅干しやみかん、エネルギーランド等々、、、沢山の素敵なものに溢れる和歌山県.ぜひ遊びに行ってみてネ!)
さぁ、デザインを始めよう!
これは制作始めの頃のメモ↓

モチーフをパンダにすることは決まった.
次はそれをどういうデザインにするかを考えていくよ.
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デザインをスタートするときに、大きく分けて2つの始め方があります.(ワタシの場合は、だけど)
①加工方法を決めてからデザインを考える
もしくは
②先に決まったデザインから加工方法を決めていく
のふたつ.
基本的には全体的な加工方法がかぶりすぎない様に、①の方法をとることが多いです.
(全商品の半分が刺繍もの!とかになるのを防ぐためにです)
しかし今回は、ざっくりしたイメージが決まってたので②です.
そしてそれを、実現可能かどうかのフィルターを通してみると...
・ドリーミーなカラーリング
→普通の機械で作ると色数調整大変かもな
・ズラっと並んだパンダ
→普通の機械で作ると伸びがめっちゃ悪なるかもな
・写真もまぜる
→それはもう編み柄ではほぼ無理やな
となります.
この時点で、上記のデザインを叶える加工方法がひとつだけ.
それが
\\3Dプリント加工~// テッテレー!
今までにも何度か使ったことがある加工方法です.
こういうヤツ↓

実際の写真とかがなかったので簡単な図を書きました.
『靴下をローラーに履かせて、デカいスタンプ台でプリントする』っていう単純明快な手法です.
これだと、色数制限もないし、写真を使っての表現も可能でいて更に、密集した絵柄にしたとしても伸縮性を一切妨げない!
サイコー大好き3Dプリント.
さあ加工方法が決まったところで、次はいよいよ絵柄作成&プリント工程です
パンダの絵柄を作成するよ!
柄を考え中のデスクトップはパンダだらけに
(当時を再現)↓

さぁ、絵柄を作るなんてのは早いですよ.
なんせ冒頭で述べたとおり、パンダはワタシのソウルアニマル.
この愛を表現するのに、まばたきより長い時間は必要ないゼッ☆トゥインクル
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ここからは
もう既に出来ているイメージを具体的にしていく作業になります.
資料をみたり、ラフを書いたり、パンダのことをWikipediaで調べたりしました.
(こういった過程で物知りになれるお仕事、デザイナー)
その結果、
『キュートさ控えめ、無機質で少し不気味、でもPOPな雰囲気』に仕上げることに.
ドットのグラフィックで表現したらちょうど良さそうだな、ということで作成したのがコチラ↓

うむ、これはイメージ通り.
ではあともう少しおもしろシュール要素を足したいし、木彫りの熊をパンダにしよう!

これは不気味ドリーミーPOP!(?)
イイ感じである.
それではこのイメージで、試作行ってみよー!
~サンプル作成~

失敗しました.
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こだわりのドット表現がアダとなって、パンダがギンガムチェック柄になってしまいました.
無念.
ていうかこうなるんや、勉強になるなぁ.
なんて思いながら修正していきます.
失敗は日常茶飯事、最初から上手くいくことばかりではありませんし.ドンマイ気にしない.
そして2回ほど修正をして、ついに!
Wonder!パンダー!完成!

コイツはWonderだゼ!
ギンガムチェックになってしまったパンダが、白く美しい姿になって帰ってきました.
最初に書いたメモのとおり、ドリーミーでPOPで熱の悪夢みたいなものを感じる 唯一無二のパンダ靴下の出来上がりです.

靴下は、思考と選択の繰り返しで出来ている.
変わった手法の靴下も面白いけど、そうでないデザインのものだって こだわりや苦労があるんだぜ.
こういうエピソードにふれて、皆さんが靴下をもっと好きになったり バックグラウンドに興味をもってもらえたらメッチャウレシー.
では、今回はこのへんで.
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さて今回の靴下図鑑はいかがでしたか?
次回もどうぞ、おたのしみに!



